Python3からMySQLを操作したよ on Mac
どうもお久しぶりです・・・・。主に就活のせいで最近開発ができないため、記事の更新も滞っちゃいました。
今回はそんな隙間時間を使って作業を進められたので、記事も書きます。
というわけで、今回はMac上のPython3からMAMPで導入したMySQLを操作するということをやって行きます。
今回の記事では”mysqlclient”というのをインストールします。
OS : macOS Sierra
1. 下準備
さて、まずは準備としてMAMPとHomebrewを導入しておいてください。
Homebrewは以下のコマンドでインストールすることができます。
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$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" |
MAMPは公式サイトからダウンロード&インストールすることができます。今回は、すでにインストールされていることを前提にします。と言っても普通のアプリをインストールするのと変わらないのでつまずくことはあまりないと思います。
2. インストール
さて、早速”mysqlclient”をインストールします。インストールはpipを使って簡単にできます。”pip”がインストールされていなければ、”easy_install pip”なんかでインストールすることができると思います。
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$ pip install mysqlclient |
“mysqlclient”のインストールする際にエラーが出たら、大方”OSError: mysql_config not found”という感じに「mysql_configが無いぜお」と言われると思います。その時は、以下のコマンドを実行してからもう一度pipを実行して見てください。
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$ brew install mysql-connector-c |
もし仮にdebian系の端末ですと、以下のコマンドです。
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$ sudo apt-get install libmysqlclient-dev |
これでインストールは完了です。
あとはコード内で”import MySQLdb”を呼び出すことで使っていってください。
3. MySQLdb.connectができない時
今回の目標はMAMPのMySQLにPythonからアクセスすることでした。しかし、デフォルトのままでは「_mysql_exceptions.OperationalError: (2002, “Can’t connect to local MySQL server through socket ‘/tmp/mysql.sock’ (2)”)」というsocketファイルがないよ的なエラーが発生してうまく動作してくれません。これは、大多数のシステムのデフォルトである、tmpディレクトリにソケットファイルが生成されないためです。ちなみに、MAMPのデフォルトでは、”/Applications/MAMP/tmp/mysql/mysql.sock”という箇所にあるようです。対策としては、設定ファイルを書き換えたり、リンクを作成する方法なんかがあるようですが、今回はPythonのコード内で解決しようと思います。
方法は単純で、コード内のデータベースとの接続部分である”MySQLdb.connect”の命令に渡す引数に”unix_socket”という項目を追加するだけです。これを踏まえまして、以下のように記述すれば正しく接続してくれると思います。
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connector = MySQLdb.connect( unix_socket = '/Applications/MAMP/tmp/mysql/mysql.sock', host='localhost', user='root', passwd='root', db='your_database' ) |
ちなみにMAMPのMySQLにデフォルトで設定されているユーザ名とパスワードは両方とも”root”です。
おわりに
さて、今回は簡単にですが、PythonからMySQLを操作する環境を整えました。
役に立つといいなぁと思います。
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