インストールしたてのUbuntuで起こるエラーを解決するよ
どうも、今回は完全に自分向けの備忘録を書いていきます。というのも、最近なぜかUbuntuをインストールする機会が多いのですが、決まって同じエラーが出るので、対策をまとめて置きたくなったからです。ちなみに発生するのはapt upgrade中の”‘jp.archive.ubuntu.com’ が一時的に解決できません”的な奴と”appstreamcli”が原因でupdateがストップしてしまうやつです。
OS : Ubuntu 16.04 LTS
1. “xxx.xxx.ubuntu.comが一時的に解決できません”のやつ
まずは主に”apt update”中に発生するドメイン解決ができていないかん時のエラーです。ちゃんとネットにつながっていても端末側にDNSの場所をちゃんと設定できていないのが原因らしいです。
そのため、明確にDNSのアドレスを記述してあげればいいみたいです。というわけで、ターミナルでも立ち上げて”/etc/network/interfaces”の最下部にでも以下の項目を追記します。
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dns-nameservers 8.8.8.8 |
これを記述してあげることで明確にDNSを指定してあげることができます。ちなみに”8.8.8.8″というのはGoogleさんが公開しているDNSサーバで普段のDNS問い合わせもここにするとブラウジングが高速になるなんて噂もあります。
以上の記述が終わったら以下のコマンドでネットワークを再起動してください。
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$ sudo /etc/init.d/networking restart |
以上で名前解決ができない問題は解決すると思います。
2. “appstreamcli”がなんかでしゃばってるやつ
appstreamcliが原因でupgradeが止まってしまったり、デスクトップ上にエラー報告が発生するため、何かとウザったいこのエラーですが、以下のコマンドを順番に実行するだけで簡単に解決することができました。どうやら一度update,upgradeを成功させるとエラーが解決されるらしいので、一旦appstreamを無効化してからupdateを行っています。
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$ sudo killall -KILL apt.systemd.daily $ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/50appstream /etc/apt/apt.conf.d/50appstream.disable $ sudo apt-get update -y $ sudo apt-get upgrade -y $ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/50appstream.disable /etc/apt/apt.conf.d/50appstream $ sudo apt-get update -y |
基本的な方針としては、appstreamのファイル名を変更することで、appstreamを無効化し、その間にupdate,upgradeを行い、その後元に戻すという作業を行っています。
嘘みたいですが、これで解決できました。
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おわりに
さて、今回は簡単に書いてきましたが、これらのエラーが出るたびに毎回調べなおしていたので、これで無駄な作業が省けそうです。
「Ubuntu 16.04のapt updateでappstreamcliが固まりアップデートができない問題」
「DNSサーバのアドレスを固定する」