MacBookAirにPython3をインストールしたよ
最近は、ちょっとしたファイルのリネームやらテキストの書き換えなんかは全部Pythonのコードを書いてちゃちゃっとやるのですが、どうやらMacには2.x系のPythonは入っているようですが、3.x系はデフォルトでは入っていないようですね。というわけで今回はMacBookにPython3環境を構築します。
Mac : MacBook Air(13-inch, Early 2015)
OS : macOS Sierra 10.12.1
1. HomeBrewのインストール
下準備の下準備です。というわけで、mac用のパッケージマネージャーであるHomebrewをインストールします。これは、すでにやっている人も多いと思いますが、まだという人は、下記のコマンドで入れてください。
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$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" |
ちなみに、このコマンドは公式サイトに掲載されていたものです。
2. pyenvのインストール
次に、pyenvというpythonのバージョン管理システムをインストールします。これを使うことで現在インストールされているPython2をPython3にチェンジしようということです。で、インストールするには以下のコマンドです。
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$ brew install pyenv |
インストールができたら次は、Pathを通します。パスを通すにはホームディレクトリにある”.bashrc”とか”.profile”とかいうファイルに記述すればいいらしいです。自分は今回”.bash_profile”というファイルに書き込みました。書き込む内容は以下の通りです。
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export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init -)" |
この内容をファイルの最下部にでも追加してください。追加したら以下のコマンドで設定を反映させてください。
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$ source ~/.bash_profile |
これで下準備はおしまいです。
3. Pythonの入れ替え
さて、下準備は終わったのでやっとこさPythonのインストールです。まずは、インストールできるPythonのバージョンを確認しましょう。
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$ pyenv install --list |
これを実行するとpyenvでインストールできるなんか色々なものを見ることができますが、上の方にPythonのバージョンの一覧があるのでその中から好きなものを選んでください。自分は作業時に最新だった3.6.0を選びました。
インストールしたいバージョンが決まったら以下のコマンドでインストールです。また、インストールしたPythonを現行のものと置き換えもやってしまいます。
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$ pyenv install 3.6.0 $ pyenv versions # インストールできたか確認 $ pyenv global 3.6.0 $ pyenv rehash |
これでインストール完了です。
もし”pyenv install 3.6.0″をした時、「zipimport.ZipImportError: can’t decompress data; zlib not available」とか言われてエラーが出たるかもしれません。その時は以下のコマンドでXcodeのコマンドラインツールをインストールすればいいみたいです。というわけで以下のコマンドです。
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$ xcode-select --install |
もしこのコマンドすら実行できなかったらXcodeをAppStoreからインストールしてからもう一度実行してみればいいんじゃないかな……。
最後にPythonコマンドを実行してバージョンが入れ替わっているか確認してみてください。
おわりに
というわけでインストールしました。あとは、”easy_install pip”とか実行してpipを使えるようにしとけばいいのではないでしょうか。今回はおしまい。
「Mac環境へのPython3系インストール」
「MacでPython 3.5.0インストールに失敗したら」