レンサバ遍歴6選 共有レンタルサーバ VPSもあるよ

Web開発/デザインレビュー

このページもそうですが、WebサイトやWebアプリを運営するにはサーバーを用意する必要があります。手段としては自宅サーバという手もありますが、電気代や騒音、火事の危険などデメリットがたくさんあります。そこで、挙がるのがレンタルサーバーです。(自分は知らない世代ですが)一昔前はサーバーをレンタルしようものなら高額な料金がかかりました。しかし、最近はコストパフォーマンスがいい業者さんが増えて来ましたね。というわけで、今回は自分が今まで使って来たレンタルサーバー(共有レンサーバ,VPS)の経歴をまとめてみます。それぞれの業者さんごとに長所短所を一緒に書いていくので参考にしてみてください。

ちなみに、レンタルサーバの用途はブログの運営、TwitterのBot作成、Webアプリの運営、Webサイトのクローリングなどです。細かいプランの内容などは覚えていないので、現在のプランで料金などの情報を保管しています。登録当時の料金・スペックと矛盾してしまうかもしれませんが、ご了承ください。


1-1. ロリポップサーバ


まず、初めて契約したのが、「ロリポップ!」です。なぜ初めてをこのロリポップさんにしたかと言いますと、何と言っても料金が安かったからです。自分はWordPressを使いたかったので下から2番目のプランである「ライト」プランを選択しました。なんと月額250円というお値段です。果てしなく格安ですが、DB数が制限されていたり、通信量が日毎に設定されていたりと、さすがに完全に「使いやすい」という内容ではありませんでした。それでも、WordPressの簡単インストールやバックアップ機能など基本的な部分は抑えてあるため、初めてWebサイトを運営する方にはいいと思います。もちろん自身のドメインを登録・使用することができますが、運営会社が同じこともありサイト内では「ムームードメイン」さんが激プッシュされています。自分のドメインがなくても、契約時にロリポップさんの汎用ドメインからサブドメインを切ってくれるので心配ご無用です。

そんなわけで、自分はこちらのレンタルサーバでWeb開発の道を歩み始めました。こちらのサーバの主な使い道は、上記でも触れました通りWordPressのサイトを構築していました。構築と行っても細かいチューニングなどはせず、自分の記事をかければ満足だったので、簡単インストールの機能でインストールした後はただの日記サイトとして続けていました。

余談ですが、自分が使っていた当時は公式ページのデザインがリアル系ちっちゃいおじさんで、正直人を選んでいたかと思いますが、現在はデザインが一新され、割と普通の感じになっていますね。あのおじさんはどこにいってしまったのでしょうか。

さて、そんなロリポップさんですが、やはり使っていて問題がでてきます。もちろん完璧なサービスなんてものは存在しないのですが自分の場合は、使っているうちに、もっと凝ったことをしたくなり、DBが足りないという問題が起こりました。要はWebアプリを作ってみたくなったわけです。PHPなんかはもちろん動きますので、一応ロリポップさんでも妥協すればWebアプリを運用することができますが、スペックなどを踏まえまして運用には適してはいないと思います。

そんなこんなで、ロリポップさんは卒業しました(何回か帰りましたが)。

1-2. さくらのレンタルサーバー

次に使い始めたのが、「さくらのレンタルサーバー」です。こちらは共有レンサバにしては珍しくSSHで接続し、コマンドを実行することができます(rootではありませんが…)。こちらのサービスに決めた理由は、ロリポップさんの時にも書きましたが、Webアプリ、特にnode.jsで作ったWebアプリを運用したかったからです。そのためにはnode.jsの環境を整えなくてはいけなかったのですが、コマンドで作業する必要があったからです。

こちらは、サーバーのコスパやコントロールパネルの使いやすさはもちろんですが、やはりSSHで接続できるのがいいと思います。通常のレンサバではできないことがいくつかできるようになります。さらにSSHで操作できるため、ある程度のサーバ操作(Linux端末)練習になるかもしれません。SSHは使いたいけどVPSほど自由度はいらないという方にはちょうどいいのではないでしょうか。

このサーバを使い始めた当時、node.jsで作成した「作業用BGMをみんなで一緒に聞く」というアプリを公開していました。これはWebサービスとして公開していたため、サーバー上でnodeのコードを常時実行していました。イヤーホントニイイサービスダナー。さて、現実逃避はこれくらいにしまして、実はこれ規約違反でした。「これ」というのは「コードを常時実行」という部分です。どんなにSSHが使えても根っこは共有サーバなので、他のユーザに不可になる使い方はできないんですね。

せっかく契約したのにやりたいことができませんでした。そもそも共有レンサバでやろうと思ったのがお門違いだったのでしょうね。そんなこんなで、さらなる自由度を求め、VPSに手を出して行きました。

1-3. お名前.com


お名前.comと言えばドメインを取得する時に使うものという風に思っている方はたくさんいると思います。しかし、ちゃっかりレンタルサーバも取り扱っています。しかもドメインの取得と一緒に登録すると1円とかいう破格のお値段で契約することができます。

自分は当時このバカみたいなお値段に釣られて思わず登録しちゃいました。今思うと、当時他のサーバも持て余しているくらいだったので完全に無駄だったなーなんて思いますがね。しかも当時(3,4年前くらい)は正直動作がもっさりしすぎていて使えないなという感想でした。というわけで、こちらに関しては契約の延長はせず、かなり早めのお別れになりました。

※ 上記の感想は数年前のものなので、現在の使用感とは異なる可能性が多いのでご注意ください。

1-4. ヘテムフ



こちらに関しては一応紹介しますが、友人のサイト構築を手伝っただけなので、詳しくは述べられません。ですが彼もおすすめされたサーバらしいので使い勝手はいいと思います。調べるとオールSDDで容量が大きかったり、長く契約すると割安になったり、紹介制度が充実していたりするみたいです(友人はこの紹介制度の餌食になった可能性が……?)。彼はWordpressのサイトを運用するために数ヶ月使っていますが、特に文句は無いようです。Youtubeの某アフィリエイト動画さんでも使われていたので、もしかしたらブロガーさんやアフィリエイターさん向けのレンタルサーバなのかもしれません。

2-1. GMOクラウドのVPS


次に登場するのが「GMOクラウドのVPS」です。こちらに関しては、以前にレビュー記事を書いたのでそちらを参照してください。要約すると、最小プランから始められコスパが良く、国内では珍しく大人向けのサイトが運営できる反面、動作はちょっともっさりという感じでした。特にサーバの起動・停止・再起動がとてつもなく遅い印象でした。

こちらで、とうとうnode.jsのWebアプリを常時起動できるようになりました。他には特に語ることはありません。アプリを公開でき、満足した自分は特に契約延長などすることなく自然消滅して行きました。

余談ですが、大人向けサイトは当たった時に大きく稼げるらしいので人生に飽きたら挑戦してみようかな、なんて思います。その時は改めてGMOクラウドのVPSさんにお世話になりますかね。……といっても「稼げる」と言われているくらいなので競争率はたかそうなので実際には手を出すことはないでしょう…。

2-2. ConoHa

ここ最近一番使っているのが「ConoHa」です。個人的には過去最高のVPSだと思っています。理由は、コスパ・コンソールの使いやすさ、サポート、イメージキャラクタとどの面をとっても死角がないということです。これも過去にレビュー的な記事を書いているので、こちらを参考にしてくださるとありがたいです。読むのがめんどくさいという方向けに要約すると、「とにかく使いやすい」ということです。こちらはConoHaカードや学割など、支払い方法や料金にも色々テコ入れをしているので、将来も有望かと思います。

おわりに

他にもAWSとか絶対使い勝手はいいのに使っていないものはたくさんあります。あくまでこちらの記事は参考までにお読みください。自分が気に入っても他の方も気にいるとは限らないので、一期一会を楽しんでください。